キャスト

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樹木希林:徳江

長い間"あん"を作り続け、あんこ作りの腕は名人級。
ある日、どら焼き屋、「どら春」の求人張り紙を見て働きたいと千太郎に懇願する。

女優。東京都生まれ。
1961 年に文学座に入り、「悠木千帆」名義で女優活動スタート。1964 年に森繁久彌主演のTV ドラマ「七人の孫」にレギュラー出演し、一躍人気を博す。1974 年からはTV ドラマ「寺内貫太郎一家」(TBS)で貫太郎の実母を演じ、社会現象を起こすまでになる。その後も精力的にTV、映画、演劇に活躍、国民的女優として現在も精力的にヒット作や話題作に出演。2008 年に紫綬褒章を受賞、2013 年には『わが母の記』で最優秀主演女優賞を受賞、2014 年秋には、旭日小綬章を受章したばかり。『半落ち』(04)、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(07)、『歩いても歩いても』(08)、『悪人』(10)、『わが母の記』(12)、『ツナグ』(12)、『そして父になる』(13)、『神宮希林 わたしの神様』(14)等。

永瀬正敏:千太郎

縁あって「どら春」の雇われ店長 として単調な日々を送る。
徳江との出会いによって、心境が変化していく。

宮崎県生まれ。1983 年『ションベン・ライダー』でデビュー。
1991 年に『息子』で日本アカデミー賞、ブルーリボン賞、他計9 映画賞で、主演・助演男優賞を総なめにし、『学校Ⅱ』(96)と『誘拐』(97)で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を、そして『隠し剣 鬼の爪』(04)で同優秀主演男優賞を受賞。また、カンヌ国際映画祭芸術貢献賞受賞『ミステリー・トレイン』(89)、ロカルノ国際映画祭グランプリ受賞『アジアン・ビート(香港編)オータム・ムーン』(91)、リミニ国際映画祭グランプリ、エジンバラ国際映画祭監督賞、トリノ国際映画祭審査員特別賞を受賞した『コールド・フィーバー』(95)など80 本の映画に出演している。近作では、2011 年に公開された『毎日かあさん』で日本映画批評家大賞主演男優賞受賞、『スマグラー おまえの未来を運べ』で日本放送映画藝術大賞優秀助演男優賞受賞。また、『KANO』(14)での金馬奨最優秀男優賞ノミネートは、日本人初の快挙となった。待機作に『Words With Gods 四苦八苦』『さいはてにて』『十字架』『GOOD YEAR』『BADS』他。写真家としても活動。青森県立美術館、津軽伝承工芸館、みやざきアートセンター等で写真展を開催。昨年の台湾華山1914 での写真展には7 万人の動員があり話題を集めた。今後都内他各都道府県で写真展を開催予定。

内田伽羅:ワカナ

「どら春」の常連客。母親と二人暮らしの中学3年生。

1999 年9 月16 日東京都生まれ。
国内のインターナショナルスクールを経て、12 歳で渡英。
2010 年、『FURUSATO -宇宙からみた世界遺産-』でスクリーンデビュー。
その後、2011 年に出演した『奇跡』で高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞。
学生生活の傍ら、映像や写真集などの被写体として注目を集めている。
祖母・樹木希林の薦めにより本作のオーディションを受けた。

市原悦子:佳子

徳江の親友。お菓子作りが得意。洋菓子は特に絶品。

千葉県生まれ。俳優座出身。
数々の舞台・映画・テレビドラマに出演。
舞台では、新劇新 人推賞を受賞した「びわ法師」(58)、芸術祭奨励賞「千鳥」(59)、新劇新人推賞「三文オペラ」(62)、ゴールデンアロー賞新人賞 「ハムレット」、 (64)紀伊國屋個人演技賞「トロイアの女」(75)、読売演劇大賞優秀女優賞「ディアライアー」(99)、読売演劇大賞優秀女優賞「ゆらゆら」 (09)、「たそがれの舞踏会」(13)など多数。同時に、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞『黒い雨』(89)日本アカデミー賞優秀助 演女優賞『うなぎ』(98)山路ふみ子賞『蕨野行(わらびのこう)』(03)、「家政婦は見た!」シリーズ(83~08)など映画やテレビでも活躍。 86年には都民文化 栄誉賞を受賞。また「まんが日本昔ばなし」(75~)など声の仕事にも定評がある。俳優業以外にも、書籍「ひとりごと」「やまんば」の出版や、数多くの朗 読CD・DVD を発表している。現在、TBS ラジオで毎週月曜日午前11 時35 分過ぎ頃から5 分間「市原悦子暮らし百景」放送中。

浅田美代子:どら春のオーナー

先代である夫に先立たれ、どら春のオーナーに。千太郎の雇い主。

1972 年、街頭でスカウトされ、国民的人気ドラマTBS「時間ですよ」新人オーディション約25,000 名の中から選ばれ芸能界入り。
デビュー曲「赤い風船」では第15 回日本レコード大賞新人賞を受賞し大人気アイドルに。
1974 年、人気ドラマ「寺内貫太郎一家」に出演、同年『あした輝く』で映画初主演。社会現象ともなったドラマ「101 回目のプロポーズ」(91) やNHK 連続ドラマ小説「さくら」(02)、「花子とアン」(14)にも出演。映画『釣りバカ日誌』シリーズ(94~09)では15 年間“ハマちゃん”こと浜崎伝助(西田敏行)の妻役・浜崎みち子役を演じるほか、出演映画には『佐賀のがばいばあちゃん』(06)、『歓喜の歌』(08)、『きな子~見習い警察犬の物語~』(10)、『ツナグ』(12)、『0.5 ミリ』(14) 『さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-』(15)などがある。

水野美紀:ワカナの母

ワカナの母親。シングルマザーとしてワカナを育てている。

三重県生まれ。
1987 年デビュー後、映画、ドラマ、舞台、CMなど多方面で活躍。主な映画出演作として『ガメラ2 レギオン襲来』(96)『踊る大捜査線 THE MOVIE』(98)『千里眼』(00)『恋人はスナイパー 劇場版』(04)『図鑑に載ってない虫』(07)『火天の城』(09)『恋の罪』(11)『俺はまだ本気だしてないだけ』(13)など多数。演劇ユニット 「プロペラ犬」を主宰。その他、執筆活動やデザインなど活躍の場を広げている。

太賀:陽平

ワカナと同じ中学を卒業した、ワカナの部活の先輩。

1993 年2 月7 日生まれ。
2006 年のデビュー以来、ドラマ、舞台、映画などフィールドを問わず活躍。 社会現状を巻き起こした朝の連続テレビ小説「あまちゃん」や日本アカデミー 賞で3 冠に輝いた『桐島、部活やめるってよ』(12)、日米合作『ほとりの朔子』 (14)、モスクワ国際映画祭コンペティション部門最優秀作品賞受賞の『私の男』 (14)など国内外受賞作品に出演。

兼松若人:若人

オーナーが可愛がっている甥っ子。

1980 年10 月18 日、大阪府生まれ。
数多くの自主映画出演活動を経て、メジャー作品に進出。『パッチギ! LOVE&PEACE』(07)、大ヒットドラマ「ROOKIES」(08)などに出演、『最後のチャンス』(09)では主演を果たす。
その後もテレビドラマ「モテキ」(10)、 『うさぎドロップ』(11)、『ミロクーゼ』(12)、『カラスの親指』(12)、同年に は宮本亜門演出のネオオペラ「マダムバタフライX」と幅広く活躍。2015 年に は『少年の詩』が公開。